お家での練習どうしてる?⓷
ピアノ教室 Andante の江幡です ^ ^
ブログにお越しいただきありがとうございます ^ ^
前回の続きになります
毎日毎日1時間の練習…は、無理!
でもピアノは上達したい!
どうしたら良いか
今回は主に時間や習慣のこと、そして導入期においての私の考えを書きます
何かのCMのようですが『あくまでも個人的意見です』…セミナーなどで習ったり、日々レッスンの中での経験を踏まえての個人的な考えです
練習時間は5分から10分でも問題ありません
ただし、さっきも書きましたがこれは導入期(大まかに言うと、ブルクミュラーに入る前までと考えます)までです
これ以降は1曲ただ通して弾くだけでも時間を取られるので、少しずつ増やして行くことを薦めます
もしも「うちは30分の練習も苦じゃなく、もっと出来ますよ」という場合は、時間を分けて練習するのが良いそうです ^ ^
これはセミナーの時に聞いた話で
人間の脳は、始めと終わりにピークが来るというもの
練習をし始めたときと『さぁ、そろそろ終わるぞ』というときに記憶されることや身に付くことが多いという話で
これは私自身も実感しています ^ ^
練習をしていると、必ず《中だるみ》します ^ ^;
その日のコンディションや気合具合にもよりますが(笑)中だるみしている間はイマイチ上達しないので、そう感じたら私はスパッと違う曲に切り替えたり、甘いものを食べて来たりします(笑)時には終わらせることも ^ ^;
そしてまた次のタイミングで練習開始すると、ちゃんと前に練習したことも頭や指に入っていて、また効率良く練習出来ます
ダラダラ練習していても、まず頭に何の記憶も残らず、何の印象も残せない練習になってしまいます
そしてこの【頭】と【印象】はまた練習方法のキーワードとなります
ですがなかなか一日に何回も練習するのは、たとえ10分でも難しいこともあるかと思います
セミナーでは30分練習するのなら、10分の練習を3回ということでしたが
学校があると難しそうだなぁと思って聞いていました
ですが、私の生徒さんで何人か《朝練》している生徒さんがいます
もしも《朝練》可能な環境でしたら、ぜひ取り入れてみると良いのではないかなと思います ^ ^
そして練習時間は5分から10分で終わらせても大丈夫なのですが
大切なのは、出来るだけ毎日弾くこと♬です
さらに練習の中身もすごくすごく大切なのですが
導入期の生徒さんたちは、まず5分でも毎日ピアノに向かってみる
椅子に座ってみる、ピアノのふたを開いてみる(これもセミナーで聞いたやる気スイッチの話に繋がるのですが、それはまた後日)
小さな小さなピアニストになりきって、まだまだ上手じゃなくても良いから弾いてみる
そこでお母さん!小さなピアニストが一曲弾いたら「すごいねぇ、え、その曲今習ってる曲?もうちょっとでもっともっと上手になりそうだねぇ」や
もしももう終わっている曲を弾いたときでも「今その曲じゃないでしょ!それは終わった曲でしょ!」ではなく(笑)「それって前に弾いてた曲だよね、さすが前より上手になってるね」と言ってあげてください ^ ^
「レッスンで習っている曲を練習したがらないのです」というお話も良く聞きますが
そんなときは、私たち講師にさりげなく伝えてください ^ ^ レッスンでフォローします
ピアノに向かって5分ほど弾いたらお家の人が褒めてくれた♬という経験は
『ピアノが苦痛だ!』という思いより『ピアノってなんか楽しい!』に繋がっていくと思います
私は【ピアノ練習は毎日最低1時間!!】世代で育ったので(笑)
ハッキリ言ってピアノの練習は苦痛でした
珍しくたまにピアノに向かって練習しても、1時間も持つわけもなく
終わって居間に戻ると、母から「もう終わったの!?あんなんで上手になったの!?」と言われていたので(当時はそれが当然でしたので、普通です)
『練習やらなくても怒られるし、やっても結局怒られるんじゃん』『じゃぁやらなくて怒られるでも変わんないや』と思っていたと思います ^ ^;
私が【ピアノって本当に楽しい!】【もうちょっとうまくなりたいし、もうちょっと練習しよう!】なんて思えるようになったのは、音楽を専門に習う短大に入ってからでした ^ ^;
(これはそれまでに出会った二人の先生のおかげです。またこの話も後日)
今ピアノを習っている生徒さん達には、出来れば習い始めたうちから『ピアノって大変なこともあるけれど、やっぱりなんだか楽しいなぁ』と思ってもらいたいので
重い重い負荷をかけずに、最初はスッと越えられるハードルから始めてほしいと思っています
ハードルを徐々に上げて行くことは大切ですので、いつまでもいつまでも5分の練習ではいけません
でもこれも【〇年後には毎日1時間を目標に!】ではないですよ ^ ^
徐々に練習の中身のハードルを上げて行くのです
そうすると、5分じゃ足らなくなって来ます
先に話した1曲の長さも長くなってくるので、ますます足らなくなって来ます
でもそうなったときに『やっぱりなんだか楽しいなぁ』と思っていてくれれば
練習する気持ちが時に折れても
ピアノを続けたいという気持ちまで折れることが無いように思います
せっかく習っているのだから、技術を身につけてほしい
せっかく習っているのだから、ピアノを長く続けてほしい
そしてなにより
せっかく習っているのだから、ピアノを好きになってもらいたい
全ピアノ講師が思っていることです ^ ^
お家での練習のことも、困っていることや、どうしたら良いかわからなくなったとき
いつでも私たち講師に相談してください
ここで書いたことはあくまでも私の考え、あくまでも一例であります ^ ^
もっともっと、いろんな先生のいろんなアイデアが溢れていると思うので
遠慮なく、いろんな先生のご意見も聞いてみるのも良いと思います ^ ^
「先生に相談する」というハードルも簡単に越えられますよ ^ ^
話は長くなってしまいましたが(笑)まとめると
①導入期の練習は5分から10分で大丈夫!
②ただし出来るだけ毎日ピアノに向かいましょう!!(習慣づけですね)
③その5分間は小さな小さなピアニスト、お家の方はお客様!(ピアノは楽しいと植え付けて♬)
ということになります ^ ^
まだまだ【お家での練習】について、たくさんの私なりのポイントを見つけましたので
導入期以降のことなども、また書いてみますね ^ ^
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